食事管理
医師の指示に基づき、一人ひとりの病気や症状にあった安全でおいしくて治療効果の上がる食事の提供を行います。
院内食事箋規約(扱っているお食事の種類)
一般食
常食、軟菜食、5分粥食、3分粥食、流動食、腸炎食、経腸栄養食、産婦人科食、離乳食、小児食、小児腸炎食、※2咀嚼(そしゃく)困難食、※3嚥下訓練食、術後食、※1ライト食、個人対応食
特別食
糖尿病食、肝臓病食、膵炎食、潰瘍食、心臓病食、腎臓病食、脂質異常食、痛風食 、肥満症食、貧血食、低残渣食、低ヨード食、大腸検査食、小児糖尿食、小児腎臓食
- ※1ライト食
- 治療により、食欲がなく食事が進まない方に摂取しやすいう主食はめん類を基本として分量や色彩に配慮したお食事です。
- ※2咀嚼困難食
- 咀嚼が容易にできるよう、調理上の補助(一口大、軟らかく する等)を加えたお食事です。
- ※3嚥下訓練食
-
嚥下障害(飲み込みにくい)がある方に、 誤嚥(食物などが 気管や肺に入ること)しにくいように 調理されたお食事で す嚥下状態に合わせて 段階的なお食事を用意しています

ライト食 |

咀嚼困難食 |
安全でおいしくて治療効果の上がる食事の提供
食事時間
配膳時間 朝食…午前7時30分 昼食…午前11時30分 夕食…午後6時
食事温度
温冷配膳車を利用して適温でお食事が提供できるようにしています。
食事内容
旬の素材をできるだけ取り入れ、行事食なども工夫しています。
同時に、日本人の食事摂取基準(2010年版)に基づき、必要な栄養素が摂取できるように食事内容を組み立てています。
栄養食事指導
最適な食事療法を提案し実現できるよう患者様と一緒に 取り組みます。
- 日時
- 月曜日~金曜日 9時~17時 予約制
- 対象
- 糖尿食、肝臓食、腎臓食、膵臓食、胃潰瘍食、十二指腸潰瘍食 心臓疾患及び妊娠中毒症等に対する減塩食、高血圧食 脂質異常症食、痛風食、貧血食、肥満症食、小児食物アレルギー食 嚥下障害食、術後食、低栄養、栄養相談など
栄養食事指導を御希望の方は主治医に御相談下さい。
- 月曜日~金曜日
糖尿病に関わる多職種による糖尿病教室を毎日開催しています。
栄養・食事療法に関するお話は、毎週火曜日(15時~16時)です。
(※祝日と重なる時は変更になります)
栄養管理
栄養管理計画書について
入院中は、栄養管理計画に基づいた栄養管理を行っております。
栄養管理の流れ
- 入院時スクリーニング
入院後,1週間以内に病棟訪問
栄養管理計画書作成
主観的・客観的栄養状態判定
必要栄養量計算等
必要事項はカルテに記入
その後も必要時に訪問
(栄養科)
- 栄養スクリーニング
毎週水曜~火曜の1週間にオーダーのあったAlb3.0以下の
全入院患者についてAlbとTLCを明記した表を作成し各病
棟ごと(6病棟)に配布
(中央検査科)
- 回診(NST)
毎週木曜15時15分~医師・薬剤師・管理栄養士と各病棟のNST
看護師が回診回診対象者は栄養スクリーニング表を参考に各病
棟NSTナースが提案、管理栄養士が提案、医師より直接依頼
- NSTカンファレンス
毎週木曜16時~、すべてのNSTメンバーで継続患者のモニタリ
ング及び新患者のアセスメントを検討し記録主治医に報告
患者様に最適な栄養管理を多職種のスタッフとチームで行います。
栄養サポートチーム(NST nutrition support team)
多職種が参加し、適切な栄養サポートを提案、実践します。
外科医師、内科医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士、社会福祉士、医療事務員
嚥下チーム
嚥下障害患者様に、 検査、訓練、食事の提供で嚥下障害の改善を目指します。
耳鼻咽喉科医師、看護師、摂食嚥下障害認定看護専門看護師、言語聴覚士、管理栄養士
褥瘡チーム
褥瘡の改善を目指します。
皮膚科医師、看護師、皮膚排泄看護認定看護師、薬剤師、管理栄養士
栄養科スタッフ
- 管理栄養士 3名、栄養士 3名、調理師 17名、調理補助 3名
- 専門栄養士資格(糖尿病療養指導士、NST専門療法士)
- 管理栄養士所属学会(静脈経腸栄養学会、 病態栄養学会、摂食嚥下リハビリテーション学会、臨床栄養協会)
- 業務形態:直営(食器洗浄のみ業務委託) スタッフ4名